令和6年度財団助成について

令和6年度の助成を以下の団体に行いました。

1)横浜市立大学 医学部看護科 老年看護学

「在宅EMS(筋電気刺激)を用いた運動介入が地域高齢者の活動性を与える影響に関する研究」

高齢者のフレイル対策として市販のEMSを自宅で使用することで簡便かつ継続性のある筋力トレーニングの有効性を検討する研究です。筋肉量などの定量的評価と主観的健康観、介護度などの多角的見地から評価する有益な研究です。

2)横浜市立大学附属病院 消化器内科学

「ボノプラザン、メトロニダゾール、シタフロキサシンでの胃細菌叢除菌に対するがん抑制効果を腸上皮化生により評価する探索的介入試験」

胃がん発生母地としての腸上皮化生(ヘリコバクターピロリ菌以外の細菌による)を除菌療法にて改善しようとする未病研究です。ヘリコバクターピロリ菌感染以外の胃がん発生予防に関する意義深い研究です。

 

3)横浜市立大学付属市民総合医療センター 内分泌・糖尿病内科

「サルコペニア肥満の病態解明と健康的な体重減少によるプレシジションメディシンの確立」

内臓脂肪増加による肥満と骨格筋減少によるサルコペニアとの合併病態解明と糖尿病・肥満治療薬のGLP-1RAの効果をみた研究です。新たな治療法の開発を目指す貴重な研究です。

 

4)横浜市立大学附属市民総合医療センター 消化器内科

「脂肪肝のリスク評価と栄養学的介入の効果に関する研究」

非ウイルス性肝硬変、肝がんの原因の過半数を占める脂肪肝における肝線維化のリスク評価を非侵襲的に行う研究です。栄養相談にて行う摂取総カロリー管理や低炭水化物栄養療法と糖尿病治療薬であるGLP1-RA、SGLT-2iによる脂肪肝、肝線維化への効果を期待する研究です。